「私たち海上自衛隊も悪いと思います。
沖で訓練して黙って帰ってくれば、それでいいと思っていて、
海上自衛隊がどこで何をしているのか
皆さんに知らせる機会もありませんでした。
私たちの間では、潜水艦の事は喋ったらいけないと言われるけれど、
私はもっと喋った方がいいぐらいだと思っています。
なぜなら、どうして私たちが世界の海に出ていかなくてはいけないのか、
そのことが国民の生活にどう結びついているのか知ってもらわないことには、
防衛費をあげてほしい、新しい船を買ってほしいと言ったところで
白い目で見られるのも無理はありません。
しかし、そうして最後に痛い目を見るのは他でもない国民なのです。
そうならないためにも、日本は海に守られている、海に生かされているという認識を
1人でも多くの日本の方に、できるなら若い方にもっと知ってもらうべきだと思います」
このような強い想いを抱えていました。
実は、現役の頃は、政府にとって触れてほしくない、
あまりに本質的な問題に切り込むことから「海のサムライ」とも呼ばれていた古庄さん。
海上幕僚長という重責の上で、5万人の部下の命を預かる中では
言いたくてもなかなか言えなかったことがたくさんあったと言います。
本講座では、現役時代に言えなかった隠された真実に加え、
封じられ心に秘め続けた想いを存分にお話しいただきました。